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軽量高剛性ボディの新型ムーヴ

2014.12.12

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95年の初代デビューから20年、ムーヴが6代目に生まれ変わった。税込み価格は標準車が113.4〜149.58万円、カスタム系が140.4〜179.28万円で、月販1万2000台が目標に掲げられる。

 

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新型ムーヴのセールスポイントには軽量高剛性ボディが含まれる。外板パネル(フロントフェンダーとリアゲート)の樹脂化や高張力鋼板の使用によってボディは20kg軽くなっている。それと引き替えにサスペンション取り付け部などが補強され、日常領域の乗り心地改善が図られた。

カタログ燃費は31.0km/L(2WDのNA車)でワゴンR-Sエネチャージの32.4km/Lには及ばないが、ダイハツは全グレードがこの燃費を達成していることを打ち出しており、高価な技術に頼らず燃費改善を図った旨をアピール。

 

move_hyper国内の新車市場で軽自動車が勢力を伸ばしているのは周知のとおりで、新型ムーヴは登録車からのダウンサイザーを取り込む戦略も立てている。カスタム系のトップに新グレード「ハイパー」が設けられたのも、こうした狙いに基づいている。堀井仁・専務は「ムーヴ販売台数の3割くらいはダウンサイザーで占めたい。それを実現するためにも、まずはユーザーに店頭で乗ってもらって軽自動車離れした乗り心地を体験してもらいたい」と意欲を見せた。

 

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新採用のツートンも含め、標準車とカスタム系を合わせるとボディカラーは21色にも及び、これはムーヴ史上最多だという。ダイハツ工業の技術本部で副本部長を務めている上田亨氏によると、標準車とカスタム系は50:50の販売比率を見込んでいるとのこと。

 

11月末時点で14年の販売シェアがスズキに負けていることについて三井正則・社長は「年間目標である販売66万台は必ず達成したい。シェアは他メーカーも含めての話になるので、どうなるかはわからない」と明言を避けた。

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