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縦割り業務の改善に取り組む鈴木社長
2016.1.21
新型車イグニスの発表会に先がけて鈴木俊宏社長が新春会見に臨んだ。
鈴木社長は就任後の半年を振り返って「あちこちに課題が山積みになっていて一筋縄には行かない。縦割り業務と、トップダウンに慣れていて指示待ちの傾向を打破するために企業風土を変える必要がある」「スズキの強みは社員がマジメであること、弱みは部門間のつながりが弱いこと」と語った。すでに本部長クラスを中心にした経営戦略会議を立ち上げて部門を超えて意見交換を週一回のペースで行っており、今後さらに増やしていきたいという。
また、国内での登録車販売を年間10万台に増やす計画を掲げているが、鈴木社長は「早急に進めるつもりはない。積極的にアピールしながらブランドを確立していきたい」として、じっくりと取り組んでいく心づもりを説明した。
その登録車販売の追い風として期待されているのがイグニスだ。これまで存在しなかったAセグメント・クロスオーバーとして開発され、日本を皮切りに海外でも売り出される計画だ。