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トヨタが助手席回転シートを実用化 ハミ出ず、濡れず、手動で収納。
2015.10.7
トヨタは開催中の国際福祉機器展に、これまでの電動シートとは異なる助手席回転シート採用車を展示。ポルテ スペードの助手席に装着車をラインナップした。サイドへのシートのはみ出し量が45センチと少なく、また電動シートの40秒に比べて、収納時間が短い利点がある。モーターが不要でコスト下げにも寄与した。
中川茂主査は、今後、回転シートと電動シートを車種によって併行して採用していくとした。
日本では四人に一人が高齢者で、世界ダントツ。75歳以上の人口が今後増大し、医療費も増加します。 2025年には30人で一人の高齢者を現役時代が支えなければなりません。 在宅介護の増加により、閉じこもりが増えると、結果として寝た切りが増えます。
スロープ車の伸びに対して、リフトアップシートは伸び悩んでいます。一般の駐車場で使いにくい、雨でシートが濡れてしまうなどの使い勝手の悪さが分かってきたとします。
ぜひ運転席に対して採用して欲しいと質問しました。
開発担当の中川茂主査は、可能性としては常に考えていると話してくださいました。
家族のために福祉車両を買っても、万が一の後に、使いにくいクルマが残る。それを理由に福祉車両の購入をためらうケースもあるそうです。
トヨタは健常者にとっても、普通のクルマとして使い続けられる普通車両を開発し、なるべく安く提供したいとします。
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