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昨年夏の貸し切りバス追突事故 事故調、安全教育の不備を指摘

2015.7.29

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 事業用自動車事故調査委員会による最新の調査報告書が発表された。

昨年、8月4日に首都高速9号深川上り線で、乗員7名を乗せた貸し切りのマイクロバスが追突事故を起こした。渋滞の最後にいた大型バスに衝突したもの。追突したマイクロバスは、制限速度60kmのところ、時速80km程度で走行中、道路上のアーチに設置された経路情報の電光掲示板に気を取られ慌ててブレーキを踏んだものの間に合わず追突した。

追突された大型バスの運転手を含む10人が軽傷を負った。事業用自動車事故調査委員会では、点呼における「運転者に対する適切な運行指示や適正診断を活用した教育を行っていなかった」ことが原因のひとつと結論づけた。また、追突事故を起こした運転手は、適性診断で「注意の配分が十分でない」と指摘されていたとも言う。

文/神領 貢