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デミオの世界観を広げる特別仕様車
2015.6.24
マツダはデミオの選択肢をいっそう充実させるため、4月に特別仕様車を発売した。開発主査の土井歩さんは「デミオの世界観を広げるためのチャレンジで、今後も定期的にこうしたモデルを送り出す」と説明する。
今回リリースされた特別仕様車は、赤いシートが目を引く「ミッド・センチュリー」(171.72〜219.24万円)と、シート表皮の一部にストライプが配された「アーバンスタイリッシュ・モード」(156.6〜208.44万円)の2タイプ。
「ミッド・センチュリー」は内装に赤、白、黒を用いてアーティスティックな雰囲気を演出。老若男女を問わず、デザイン感度の高いユーザーがターゲットだ。シートにはデザイナーが描くスケッチに見られるような走り書きにインスパイアされたエンボス柄が織り込まれ、立体感が演出されている。
また、そこに組み合わされる内装パーツには透明度の高い樹脂が使われ、キズや指紋が目立ちにくいように細かいシボが設けられてデザインと機能性を両立。いま現在「販売比率は10%前後に達している」(土井さん談)という。
対する「アーバンスタイリッシュ・モード」のシートには淡いピンクやクリーム色が使われているが、女性色の強いフェミニンな印象になりすぎないように配慮。都会的で洗練された、自立心の強い女性を意識してデザインされたという。元来、マツダ車は男性比率が高いが、女性に振り向いてもらう狙いで開発された経緯もある。インパネには明るい色が使われず、その結果、キャビン全体はシャープさを保っていて男性が乗っても違和感のない仕上がりとなっている。