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女性の意見をたっぷり取り入れたラパン
02年にデビューした初代からの累計販売台数が63万9000台に達したラパンが3代目へと生まれ変わった。税込み価格は107万7840〜149万2560円、月販4000台が目標に掲げられている。
2014年に一新されたアルトから新世代シャシーやパワートレインを受け継ぎ、今回のモデルチェンジで車重は120kgも軽くなった。効率のいいパワートレインと相まって2WD・CVT車のJC08モード燃費は35.6km/Lに達しており、エコカー免税の対象となっている。また、4WD車も同様に免税対象に含まれているのも朗報だ。
男性では気づかない女性への気配りを商品に織り込むため、スズキは約5年前に女性によるワーキング・グループを結成。ラパン開発では議論や意思決定の際 にも女性が参加してきたという。新型ラパンではnanoeや紫外線と赤外線をカットするガラス、プライベートな空間を思わせるインパネ&室内が採用されている。丸みの強いデザインも、女性の声を受けて実現したという。ちなみに、いっそう女性ウケするデザインへと踏み込めたのは、アルトがユニセックスなルックスに仕上がった背景事情もある。
さらに、くつろぎ&おもてなしの空間を目標に定め、ショールームにブランケットや日傘を用意したり空調の設定温度に配慮、 飲み物には口紅が目立ちにくい赤いストローを用いるなど、販売現場においても女性を意識した取り組みが実践されている。
報道発表会で本田治・副社長は「スペーシアとハスラーを投入したことでスズキ軽自動車のユーザー平均年齢が2014年には軽自動車全体の平均値を下回った。ラパン・オーナーの約6割は30代以下の若い女性」として、さらに若い人にウケるクルマづくりをめざしていく旨を語った。
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