ホンダNシリーズに5番目が仲間入り

まもなく累計販売100万台を迎えるNシリーズに5番目のモデルとなるN／（N-BOXスラッシュ）が加わった。税込み価格は138.0〜193.94万円で、月販2500台をめざす。

N-BOXよりルーフが100mm低いN／はサイドウインドウの形状も変更されていてクーペ風のルックスを実現。リアドアのハンドルはピラーに内蔵されていて隠されている。

内装にはベーシックな2タイプを含む5つのテーマが用意されており、いずれもアメリカン・テイストを意識。担当デザイナーによると、まずは赤を基調にしたダイナーレストランっぽいアイデアが持ち上がったという。メインに訴求される3つの内装は専用開発されたもので、あとから設定が決まったベーシックなブラック基調にはN-BOXカスタム、ベージュ基調にはN-WGNのシート表皮が流用されている。

このほか、ウーハーと8スピーカーで構成されるサウンドマッピングシステム、軽自動車では珍しい電子パーキングブレーキ、パワステのアシスト量が変えられる機構も取り入れられている。後席には待望のスライド機構を追加。

報道発表会で峯川 尚・専務は「消費増税後の新車市場の回復は想定より遅れている」としながらも、販売量が見込める第4四半期で巻き返しを図る意気込みを見せた。
また、15年4月の軽自動車税アップを前に「ある程度の駆け込み需要と反動はあるだろう」とした。軽自動車税にも軽減措置が用意される方針については「ウラに何かあるかも」と警戒している様子も。