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アルトのイメキャラは引き続きベッキーさん
8代目アルトが発表&発売された。乗用モデルの税込み価格は84万7800円〜122万9040円で、月販7000台が目標に掲げられている。
新型アルトのセールスポイントのひとつはガソリン車No.1の燃費で、37.0km/Lを達成している。これに大きく貢献しているのが軽量化で、従来モデルより60kg軽くなっていて最軽量の商用バンMT車は610kgに仕上がっている。
軽量化を実現するため、新開発プラットフォームや樹脂フロントフェンダーが採用されているほか、シートフレームも刷新。
都内で行われた報道発表会で鈴木修・会長は、発売を予定より1年遅らせて全国統一価格47万円を実現した初代(昭和54年発売)のことを振り返ったほか、昭和48年には当時の経済界から軽自動車をやめたほうがいいのではないか?との提言が出て本田宗一郎氏が激怒したエピソードを披露。「あの時、へこたれていたら軽自動車は育たなかっただろう。いま新車市場で軽自動車が40%を占めている状況を見て、あの時の人たち、極楽にいるか地獄にいるかわかりませんが、どう思っているだろうか」「初夢には軽自動車の新車市場占有率70%の夢を見たい」とユーモアたっぷりに語った。
先代のモデルライフ途中から起用されたベッキーさんが引き続きイメキャラを務め、発表会では数分程度の短いトークショー(本当に短くてご本人もビックリ)も行われた。「新型アルトは品があるので、記念日やパーティに乗って出かけたい」と話した。
開発責任者の鈴木直樹さん(写真中)は「アルトのコンセプトや狙いをもう一度みんなで理解して開発するため、生産技術や購買などの部署も巻き込んで開発途中から特別なプロジェクトを結成した」「Sエネチャージを採用すればさらに燃費は上がるが、実用車としての価格を優先した」と説明。
なお、ハッチゲートだけが別色に塗装されるユニークなツートンは、コンビランプがバンパー内に移されたことでゲート本体が完結した形状に仕上がり、商用バンなら看板の役割を果たせるのではないか?との発想に起因しているそうだ。
なお、プロトタイプとして展示されたターボRSは15年3月に追加発売される予定だ。