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ホンダ、「スマート水素ステーション(SHS)」がHonda青山本社ビルにて稼働開始
Hondaは、独自に開発した高圧水電解システム「Power Creator」を採用したパッケージ型「スマート水素ステーション(以下、SHS)」を、Honda青山本社ビルに都内の商業地域として初めて設置し、稼働を開始した。また、SHSでの水素製造に必要な電力をまかなうべく、新たに太陽光発電システムを導入し、燃料電池自動車(以下、FCV)のCO2フリーでの走行を可能にした。
SHSは、圧縮機を使用せずに製造圧力40MPaの水素を24時間で最大1.5kg製造することができ、製造した水素は約19kg貯蔵できるという。また、主要機器を7平方メートル程度に収まるサイズでユニット化することにより、工場出荷後から短期間で設置でき、小規模な水素ステーションとして活用できるそうだ。
Honda青山本社ビルに設置したSHSは、まずは自社が保有するFCVへの水素充填に活用。また将来的には、地産地消の水素として幅広い活用を検討していくという。
なおHondaとしては、今回の青山本社ビルへの設置が2015年12月の和光本社ビルに続く2ヵ所目。自治体では、環境省補助事業において徳島県、宮城県、埼玉県ですでにSHSが稼働しており、熊本県や神戸市においても稼働に向けた準備が進められているそうだ。
Hondaは水素社会の実現に向けて、「つくる・つかう・つながる」のコンセプトを掲げている。「つくる」分野ではSHSによる再生可能エネルギーからの水素製造・貯蔵・充填、「つかう」分野ではFCV「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」によるCO2フリーでの走行、「つながる」分野では外部給電器「Power Exporter 9000」やV2H対応DC普通充電器「Honda Power Manager」により、FCVからコミュニティーや家庭・施設に電力を供給することを可能にしたという。
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