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日産、ブラジルで新型コンパクトクロスオーバー「キックス」を発表
日産は、ブラジル・リオデジャネイロにて、新型クロスオーバー「キックス(Kicks)」を初公開した。新型「キックス」は、2014年に発表したコンセプトカー「キックス コンセプト」の基本的なデザインを引き継ぎ、都会に住む人をターゲットとしたスタイリッシュなクロスオーバー。
「キックス」はメキシコのアグアスカリエンテス工場にて生産されるという。また、2016年度中には、同車の生産に向け7億5,000万レアル(約228億円)を投資したリオデジャネイロのレゼンデ工場でも量産へ向けた準備を開始する予定。
「キックス」は日産のデザインシグネチャーと現代的なデザインテーマを融合させることで、実用的でありながら感性に訴えるデザインを実現したという。同車にはVモーショングリル、ブーメラン型のヘッドランプとテールランプ、ウインドウがフロントからサイドにかけて巻き込んだバイザーのように見えるフローティングルーフなど、日産の最新デザインシグネチャーが採用されている。また、設計の過程では空力性能にも注意を払い、動力性能の向上に加え、走行中の風切り音も低減させているそうだ。
インテリアは革新的な機能を多数搭載し、高品質で未来的なデザインとなっている。クーペのようなルーフラインにも関わらず、後部座席ではクラストップの広さを実現するとともに、広い荷室空間を提供。ダッシュボードには、モダンでシンプルな「グライディングウィング」デザインを採用し、スマートフォン連動型のインフォテインメント系システムを搭載した7インチのフルカラーディスプレイを中央に配置しているという。
また「キックス」には4つのカメラで車の周辺状況を認識し、死角にある障害物をドライバーに知らせる「アラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)」が搭載されている。この機能は南米ではセグメント初の導入となり、同地域における「日産インテリジェント・モビリティ」をより強固なものとするのが狙いらしい。
「キックス」は今年8月にブラジルで販売を開始予定。また、2016年度後半には、南米の他の市場でも販売を開始し、その後世界80カ国以上に投入する予定だという。
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