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横浜ゴム、大槌学園が行う「平成の杜」での植樹を支援
横浜ゴムは、岩手県上閉伊郡大槌町の大槌町浄化センター敷地内にある「平成の杜」で、大槌町立大槌学園が「ふるさと科」授業の一環として4月22日に行った植樹に苗木提供と植樹指導の支援を行った。
当日は約20名の横浜ゴムボランティアスタッフが植樹指導に当たり、大槌学園の4年生71名、7年生70名の合計141名が約10メートルの植樹マウンドに土地本来の常緑広葉樹などの苗木726本を植樹した。大槌学園では2020年まで毎年約600本ずつ、合計約3,000本の植樹を実施する計画だという。
大槌町では、宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授)が東日本大震災後に提唱した東北地方の太平洋沿岸に防潮林を築く「いのちを守る森の防潮堤」構想を取り入れた「鎮魂の森」づくりを復興計画のひとつに掲げている。横浜ゴムはこの計画に賛同し、東日本大震災復興支援活動の一環として2012年にモデルケースとなる植樹会を開催、その森を「平成の杜」と命名した。
以来、毎年春に「平成の杜」植樹会を開催し、地元住民の方々とともに2015年までに全長約300メートルの植樹マウンドのうち約250メートルの植樹を完了させた。2014年からは植樹会に合わせて大槌学園の生徒による植樹も行われてきたことから、残りの約50メートルについては同学園の「ふるさと科」授業で活用されることになったそうだ。
大槌町への植樹支援は、横浜ゴムが2007年から取り組んでいる「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトで培ったノウハウが活かされている。同プロジェクトは宮脇氏の指導のもと、国内外の生産事業所に50万本を植樹するもので、苗作りから植樹、その後の杜の育成までを従業員が自ら行っており、2015年12月までに約41万本を植樹しているという。
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