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なぜインドからバレーノを輸入販売?

2016.3.9

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マガジンX 4月号で詳しくスクープしたスズキの新型車、バレーノが正式発表された。税込み価格は141万4800〜161万7840円、年間6000台の販売が見込まれている。

 

発表会に集まった報道陣の関心は「なぜインドで生産するのか」「品質に問題はないのか」といったことに集まった。その質問に鈴木修・会長は「インド工場の品質もようやく日本並みに達したと判断し、輸入することにした」と答え、クオリティが要求レベルに達する前提で「もっとも売れる場所で生産することにメリットがある」と語った。

また「アジア製品に対するネガティブなイメージをどのように克服するのか」との質問に対しては「日本人が先入観を持ちすぎていて、考えすぎではないか。例えばメキシコからアメリカに、ハンガリーから欧州にもクルマは輸出されている」として真のグローバル化を実現するには、先入観を捨てることの必要性を説いた。

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発表会には駐日インド大使のスジャンRチノイ閣下も出席。スピーチで「インドのGDPの7.1%が自動車産業で、各国のメーカーが投資を拡大中。2020年までに600万台の販売を見込んでいる。マルチスズキで生産されるクルマは125カ国に輸出されており、バレーノも日本を含む100カ国に輸出される予定で、インドで新たな名車になるだろう」と語った。