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ドラレコ義務化で危険情報共有へ 車体強度上げの可能性も!!

2016.3.7

ドラレコ義務化で危険情報共有へ 車体強度上げの可能性も!!

本日、3月7日、国交省で第5回軽井沢スキーバス事故対策委員会が行われた。今回の議題は主に大型バスのハード面での安全性能向上についてだ。

①運行管理の高度化対策

②速度抑制対策

③運転支援対策

④衝突時の被害軽減対策

がその柱となっている。

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①について

ドラレコ記録保存の義務付けと、記録を活用したドライバーへの指導監督の義務付け。これに伴いセミナーや講習会を行う。
②について
速度抑制をできないか。
大型トラックに義務化されているスピードリミッターを大型バスにも義務化できないか。
制限速度に応じて手動で変えられるスピードリミッターの開発を促進する。
将来的には、コンピュータが自動で制限速度を認識して速度制限するインテリジェント スピード アダプテーションISAを導入すべく開発を促進する。
③について
先進技術の搭載率は低い。未搭載の新型車への代替えを促す。

バスの利用者が新型車を判別できるように、セーフティバスマークなどを活かした表示ルールの整備。

異常を検知した際の自動制御について、ガイドラインを3月末までに策定する。

路線バスと異なり、普及の進んでいないAT車について、大型バスのAT.AMTの開発を促進する。

④について
シートベルトの着用徹底については、バス協会は車内でビデオを流せるよう今月中に作成する。
補助席にもシートベルトの設置を義務付ける。
大型バスの被害軽減ブレーキ普及率は17.9パーセントにとどまっている。
車体強度について。
事故車両は国連が定めた基準に準拠していたが、車内空間を確保することができなかった。
国としては、国連が定める車体強度に関する基準を国内採用する。さらに自動車事故調査結果等を踏まえて安全対策のあり方を検討する。


バス利用者がクルマやバス事業者を早い段階で認知できるように、ツアー募集時に告知するようにすべきと指摘しておきました。また、車体強度向上については、「(捜査機関の原因究明次第だが)国連基準より高い基準を設ける可能性はある」(技術政策課)としている。

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)


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