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スズキとダイハツ 今年の首位はどっちだ!? 「K」年末商戦、駆け込みと乱売で嵐の予感!!

2014.11.10

スズキとダイハツ今年の首位はどっちだ!?

「K」年末商戦、駆け込みと乱売で嵐の予感

 

1月から10月までの軽自動車販売は、前年同期比107.5%増の189万5888台に達している。先日も書いたが、ここへきてついにスズキが首位に躍り出た。同期間のスズキの軽自動車新車販売台数は、57万6460台(同1.5%増)、対する7年連続年間首位を維持しているダイハツは57万5599台(同4.9%増)。市場の伸びを上回っているのがスズキで、2強の争いは熾烈を極めている。

 先週のスズキの決算説明会で、鈴木修会長は、「競争は永遠に続く。自然の成り行き。死に物狂いでやっている。企業が発展するためには競争が必要」と、今年は2014暦年首位奪取に向けて決意を語った。

 一方のダイハツも本日、11月10日のウェイク発表の席上、「66万台を売ることが重要。トップにこだわる。」(堀井営業本部長)と改めてトップ維持を明言した。スズキの60万台は最早達成可能な数字だが、ダイハツは残り2カ月で8.5万台を売らなければならない。「66万台は行くでしょう」(ダイハツ事情通)と、台数目標達成には自信を見せるが、「シェアトップ」の勲章はダイハツ、スズキどちらが手にするのか。

折しも来年購入の軽自動車は軽自動車税の増税が決まっている。とくに軽自動車の乗用車は1.5倍に跳ね上がる。ユーザーの駆け込み需要と、シェアトップにこだわる2強の争い。年末の軽自動車市場は荒れる予感だ。

「新古車(登録済み未使用車)」が乱発されるのは必至の様相で、軽自動車をとにかく安く買いたい人には絶好のチャンスだろう。ワリを食うのは、ホンダ、三菱のメーカー2社とOEM供給を受けている日産、トヨタ、スバル、マツダ4ブランド。果たしてどんな結末を迎えるのか目が離せない。

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