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BMWがPHEVを2モデル発表
2012年にクリーンディーゼル車を国内導入したBMWは、持続可能なモビリティの次の技術としてPHEV(プラグインHV)を柱に据える。それに伴って 2車種のPHEVがデビュー(デリバリーは3月から)。
発表されたのは最量販車種である3シリーズ・セダンのPHEVモデルにあたる330eと、いまや国内で3シリーズと1シリーズに続く3番目の売れ筋となっているアクティブツアラーのPHEV仕様だ。
輸入元のペーター・クロンシュナーブル社長は「i8とX5に続くコアモデル初のPHEVで、年内に7シリーズにも設定する など、将来的にはコアモデル全てにPHEVをラインナップする」と宣言。また、試乗コースやカンファレンス・ホールを備えた施設を東京お台場に夏にオープ ンすることも予告した。
330eには2L直4ターボと8速ATに内蔵されたモーターが搭載されていてシステム出力は252ps/42.8kg-m、EV走行距離は36.8km(JC08モード)。それでいて0-100km/h発進加速タイムはガソリン車、ディーゼル車より約1秒短い6.1秒をマークしている。税込み価格は554.0〜599.0万円。
225xeは前輪を1.5L直3ターボエンジン、後輪をモーターで駆動する方式を採用。システム出力は224ps/39.3kg-m、EV走行距離は42.4km(JC08モード)。0-100km/h発進加速タイムは6.7秒で、こちらも既存のガソリン車、ディーゼル車より優れている。税込み価格は488.0〜509.0万円だ。
どちらも普通充電(200v)で3時間で満充電にできるため、急速充電には対応していないという。
プロダクト・マーケティングマネージャーの岡田裕治さんは2車のパッケージングがガソリン車と変わらないことや車種ごとに 異なるPHEVシステムを用いていることを説明。「330eは量販価格帯の500万円台に設定した。ラインナップするだけでなく、量販価格で売り出すこと に意義がある」とも語った。なお、今回2車種を発表したことで、BMWは国内でPHEVをもっとも揃えているブランドになった。
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