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三菱、eK-WAGON23万台改善措置を発表 2800件超不具合情報放置の舞台裏
三菱の軽自動車23万台改善対策について広報部と話した。 2012年末以降の品質監理態勢強化により、市場措置に対しては迅速に対応してきていると評価してきたが、今回の改善対策は遅いのではないか?と質問した。不具合情報も全体の1%を超えている。
これに対して、2年前に現象を把握していたのは事実としながらも、「不具合とまでは言えない状況で、原因究明に時間がかかった。症状が出たお客様には個別に対応してきた。悪意はまったくない」(広報部)。
それでも改善対策発表まで時間がかかり過ぎている、不具合件数も多いと、釘は刺しておいた。 かつてのリコール隠しの際に、当局はもとよりユーザーからの信用失墜で苦い経験がある三菱だ。ブランド力回復は未だ発展途上ということか。
国交省自動車局リコール監理室長と話した。平成15年から21年にかけて生産されたeK-WAGONなど23万件を超える三菱の軽自動車が、4速ATの油圧制御装置不良で先週金曜日に改善対策を発表した件。
土曜日の時点で、三菱自動車広報部は、「悪意はない。原因究明に時間がかかった」と話していた。ご承知のとおり、エンジンオイル漏れに対する市場措置の遅れ等により、三菱自動車は平成24年末に国交省から品質管理体制強化を指導された後、同社の対策会議で市場措置への対応迅速化を図っている。それまで市場措置対象としていなかった案件についても見直しを図ったようだ。「(改善対策発表まで)時間がかかったこと、不具合件数が多いことは事実だが、現在、品質管理体制改善の途中だと考えている。本件をもって問題があるとは思っていない」(リコール監理室長)と話した。
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