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国土交通省、2020年までに高速道路での逆走事故をゼロに
2015.12.2
高速道路での逆走は、高速道路での事故全体と比較して、死傷事故となる割合が4倍、死亡事故でみれば40倍と、非常に危険な事案。全国の高速道路では、2日に1回の頻度で逆走が発生しており、年間40件の事故が発生している。
これまでも、国土交通省、警察庁、高速道路会社が連携して、逆走対策を進めているが、その一方で、高齢化の進展や、認知症問題の顕在化といった社会状況のもと、高速道路での逆走事故の撲滅には至っていない状況だ。
これを受け、今後、さらに幅広い関係者が認識を一つにし、道路と自動車が連携して、2020年までに高速道路での逆走事故をゼロとすることを目指し、各種の取り組みを推進していくという。
具体的には、高速道路の逆走について、これまでの道路側での対策に加え、自動車メーカー等民間と連携した効果的な対策を検討していく。対策の検討体制案としては、
・有識者会議
逆走の運転者の約6割は高齢者であり、認知症や、交通心理の専門家等から効果的な逆走対策を助言してもらう。
・官民連携会議
自動車メーカーや、IT技術メーカー等と行政が連携し、効果的な逆走対策を検討。
ポイント
○ これまで進めてきた、道路側での逆走対策を、引き続き拡充
○ 関係省庁間の連携を拡大
○ 有識者会議の立ち上げ
○ 自動車メーカーなどにも協力を呼びかけ、官民連携会議を立ち上げ
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