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検査法人神奈川事務所の検査標章不正で国交省が対応指示。
検査法人神奈川事務所の検査標章不正で国交省が対応指示。
RVなどの並行輸入車に補助ミラーやカメラが正しく装着されていないのに、保安基準に適合しているとして虚偽の検査標章を作成し、関東検査部神奈川事務所の検査職員が逮捕されたと報道されている件。
国交省は11月21日づけで、所管する自動車検査独立行政法人に対して、「基準適合性審査業務に係る逮捕事案の発生を踏まえた対応について」と題した指示を行った。「法人職員が逮捕されたことは、検査制度に対する国民の信頼を著しく失墜させるものであり、誠に遺憾」としている。
●本件に係る捜査に協力するとともに、関係者から可能な限りの情報収集をした上で調査し、事実の解明を進めること。
●同種の事案その他不適切な保安基準適合性審査の実態を調査すること。
●二度と同種の事案を再び発生させないため、適切な再発防止策を講じること。
●自動車の保安基準適合性審査業務の厳正かつ公正な執行を徹底すること。
「二度と再び発生させないため」などと文言も混乱しているのがみてとれる。本日夕刻、検査法人を所管する国交省自動車局整備課を訪ねたが、職員は対応に追われている風情だった。記者の「収賄などの可能性はないのか」の質問にも「現状では分からない」(整備課)と答えるのみだった。
取材・文/神領貢(マガジンX編集長)
http://www.navi.go.jp/office/kanagawa.html
取材・文/神領貢(マガジンX編集長)
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