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日産自動車、ダットサンブランド拡大に向けた方針を発表 ダットサン「GO-cross コンセプト」を世界初公開
日産自動車株式会社は、ダットサンブランドの復活からちょうど1年目を迎えた29日、ダットサンブランドを投入する4番目の市場である南アフリカでの発売一周年を記念した特別イベントを日産グローバル本社で開催し、「GO-cross コンセプト」を世界初公開。アフリカ、中東、東南アジアなど成長著しい新たな市場への事業拡大の可能性を示した。
ダットサンブランドは、「ダットサン」の名称使用を取りやめてから約30年を経た2012年に、ブランド名復活を発表した。2014年3月にインドで復活後初となるモデルを発売して以降、これまでにインド、インドネシア、ロシア、南アフリカで累計10万台以上の新型ダットサンを販売している。
ダットサンブランドのグローバル責任者であるヴァンサン コベは、「今日はダットサンにとって重要な日です。ダットサンブランド復活の第一段階は無事に完了することができました。また、ダットサンの車によって、10万人以上のお客さまの、『自分のクルマを持ちたい』という夢を実現することができたことを非常に誇りに思います。ダットサン『GO』を2014年3月にインドで発売して以来、最新の累計販売台数は114,000台となっています。ダットサンの拡大戦略は、ダットサンブランドを投入する4つの市場での販売・サービスネットワークの継続的な拡大に加え、インドにおいてモデルラインアップを3車種へと拡大していく予定です。2016年初頭に、インドで新型モデルを発売します。同車は、ルノー・日産アライアンスの新型CMF-Aアーキテクチャーをベースに開発した日産初のモデルとなる予定です。また、ダットサンは、アフリカを含む世界中の高成長市場において更なる事業拡大を検討しています。」と述べた。
コベはさらに、「ダットサンの基本的価値観である『Dream、Access、Trust』は、ダットサンブランドの次なる成長段階においても継承され続けるでしょう」と付け加えた。
今回のイベントの目玉の一つとして世界初公開した「GO-cross コンセプト」は、ダットサン「GO」、「GO+」のラインアップ拡大の可能性を示唆するブランドビジョンを示している。同コンセプトカーは、冒険心とその精神を持つクロスオーバーの市場潜在性を探求したモデル。日常の使用から、休暇や週末のレジャーにも活躍するクルマだという。同コンセプトカーは、ダットサン「GO+」のプラットフォームを共有している。現時点では純粋なコンセプトカーだが、将来市販化される可能性もあるようだ。
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