News
ルノー・日産アライアンス、世界最大となるEV200台をCOP21国際会議に提供
ルノー・日産アライアンスは10月26日、世界最大の台数となるEVを国際会議に提供すると発表した。パリで開催される第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)のオフィシャル乗用車プロバイダーとして、11月30日から12月11日まで開催される同会議に200台の100%EVを提供する。
提供されるEVは、COP21の会期中に送迎サービスに使用され、400,000km以上の距離を、排出ガスを一切出さずに走行する予定。会議には、世界195ヶ国から2万人以上の国連関係者が出席する予定だ。
ルノー・日産アライアンスの会長兼CEOのカルロス ゴーンは、「EVは、CO2の排出を大幅に削減することができる、実用的かつ経済的な移動手段です。またEVは、排出ガスを大幅に削減するだけでなく、規制対象の排出ガス汚染物質も低減することで、都会の大気質改善を促します。これにより、民間セクターはゼロ・エミッション社会への転換を加速することができます」と述べた。
COP21に提供されるEVは、ルノーのサブコンパクトカー「ゾエ」、コンパクトカーの「日産リーフ」、日産の7人乗り商用バン「e-NV200」の3車種を予定しており、これらの車両は24時間体制で、ル・ブルジェにある会場間送迎に使用されるという。
国連が本会議で、送迎用車両にゼロ・エミッション車もしくは100%EVを使用するのは、初めてのこと。
アライアンスは、2010年後半に同グループ初のEV「日産リーフ」を発売して以来、全世界で累計267,000台以上のEVを販売しており、グローバルに販売されているすべてのEVの半数を占めている。
前の記事: << マツダ、タイの新パワートレイン工場でエンジンの量産開始記念式典を実施
現在の記事: 『ルノー・日産アライアンス、世界最大となるEV200台をCOP21国際会議に提供』