速報!沖縄県知事による辺野古沖埋め立て承認取り消しを執行停止。

速報! 沖縄県知事による辺野古沖埋め立て承認取り消しを執行停止。

沖縄県の翁長知事が10月13日に行った辺野古沖の埋め立て工事承認取り消しについて、沖縄防衛局長が審査請求と執行停止の申し立てを10月14日に行っていた件。

本日午前中に開かれた閣議で、沖縄県知事の決定は、「違法な処分」であるとして、処分の執行停止を行うことを口頭了解により、政府の一致した方針として了解された。沖縄防衛局に明日到達見込みの決定書が到着した時点から効力が発生する。執行停止決定にともない、沖縄県知事に対して、取り消し処分そのものを取り下げるよう勧告するための文書を郵送する。

以下は石井国交大臣の発言。

辺野古沖埋め立て承認の取り消しについて、その抗力執行停止を決定した。決定書が沖縄防衛局に到達見込みの明日から効力が発生する。 翁長知事が行った決定の法令違反について、石井大臣が翁長知事に、取り消しを取り下げるよう促す。 沖縄県知事の埋め立て承認取り消しに対する執行停止を決定した。 閣議で国交大臣が、代執行の手続きに着手することを政府が一致して決定した。

国が水面を埋め立てる場合は、都道府県知事の承認を得なければならない。 そのため国は行政不服申立てをする資格があると判断した。法定受託事務について、代執行を行うのは、今回が初めて。

この執行停止決定により、国は埋め立て工事の再開が可能になるが、沖縄県側の今後の対応に注目が集まる。国と沖縄県が対峙する構図はより深刻度が増したと言えるだろう。

取材・文/神領　貢(マガジンX編集長)