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ハンガリー産のエスクードが上陸
2015.10.27
スズキがSX4-Sクロス(以下Sクロス)とは異なる別のSUVとして新型エスクードを投入し、10月15日に販売を開始した。
税込み価格は2WD車が212.76万円、4WD車が234.36万円。国内での販売目標台数は年間1200台だ。
Sクロスのほうが全長が125mm長くて後席居住性やラゲッジスペースが広い。これはSクロスがファミリーユーザーを想定しているから。対する新型エスクードはパーソナル・ユースを強く意識して開発されたという。
エクステリアにはフタ状に成型されたクラムシェル・フードとスクエア基調のヘッドランプが用いられ、初代にも見られた力強さがしっかりと織り込まれている。
内装はT字型コンソールで力強さを演出しつつ、丸い空調ダクトでスポーティさもかもし出されている。ユニークなのは中央に配置されたアナログ時計で、デザインと実用性の両面で魅力を放っている。「時計のない空調ダクト2個だけの状態も検討したが、見た目の印象が弱かったので、3連デザインを提案した」とは四輪デザイン部インテリア課に属する粒来 広さんのコトバ。
国内向けに搭載されている1.6L直4エンジンはSクロスと同じ117ps/15.4kg-m。ただし、Sクロスと違ってアイドリング・ストップ機構が追加され、トランスミッションにはダイレクト感のある6速ATが組み合わされている(SクロスはCVT)。
コンソールに設置されたドライビングモードの切り替えダイヤルでSPORTを選ぶとシフトダウンしてエンジン回転数は高めに維持される。