トヨタ自動車、「トヨタ環境チャレンジ2050」を発表。 CO2、2050年に2010年比9割削減掲げる 伊勢専務、我々にとって「意欲的な数字」

る

本日開催された トヨタ環境フォーラムで、トヨタ自動車は2050年までの環境対応ロードマップとも言うべき、「トヨタ環境チャレンジ2050」を発表した。冒頭、トヨタの内山田会長は、新車CO2ゼロ、ライフサイクルCO2ゼロ、工場CO2ゼロ、水環境インパクト最小化、循環型社会 システム構築、人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジの６つを具体的なアプローチとして掲げた。
以下は車両、生産、自然との共生各分野におけるトップの発言。

2050年時点で、世界で販売する新車の走行時CO2排出量を2010年に比べて9割減らすと伊勢専務は話します。2020年までに、HVの累計生産販売台数1500万台を目指す。今年７月に800万台を超えたが、今後、年間150万台販売まで、HVの新車比率を高めていく。2020年頃以降には、世界で年間3万台。また、国内だけで月間1000台以上のFCVの新車を販売するとします。

牟田専務からは、工場から排出するCO2ゼロへ向けての取り組みが説明されます。2020年には2001年比半減、2030年には三分の一に削減するとします。

高見常務役員です。
循環型社会の実現に向けて、リユース、リデュース、リサイクルに加えて、長く使うの4本柱により、資源効率の向上に取り組んでいくとします。さトヨタグローバル100ディスマントラーズプロジェクトは、中国北京での合弁事業を皮切りにトヨタ認定の自動車解体施設を設ける。
トヨタグローバルCar to Carリサイクルプロジェクトとして、日本で培ったリサイクル技術を世界展開する。

会見が始まりました。
HVのコストを下げていく。それに伴って低価格化を進める。ランニングコスト削減により、普及を促進していく。

2050年時点でも、エンジン付きがまだ多いが、これでCO2の9割削減ができるのか？

ガソリンの熱効率を5割まで上げる、レンジエステンダーとしてのエンジン位置付けにより、電気で走る部分を大きくしていく。

DEを排除しない。2050年時点ではガソリンも減らしていく。それまでの過程でDEはやっていく。

2010年の環境目標と比べると未達のものもあるが？
基本的に5年ごとに見直していく。PHVの普及をどうすればやれるかは考えていかなければならない。環境への取り組みはグループ、サプライヤーとも連携してやっている。足並みを揃えてやっていく。1月に調達グリーンラインを制定する。

クリーンDEについて。
地域に応じて適切なものを選んでいく。

ガソリン価格が下がっているが？
トヨタだけでなく、社会全体がひとつになっていく。エンジニアとしてはやっていきたい。

カーシェアリングについて。
インフラとカーシェアリングは相性が良い。自動運転の普及で渋滞が減るなど、燃費向上にも役立つ。

伊勢専務は、EVについて電池容量は増えても、充電時間の短縮化が進んでいない。EVはタウンユースが主流になるのではないか
2050年に2010年比9割削減は意欲的な数字、やらなければならないと言う考え方。将来、ガソリン車がなくなると言うのは、我々にとって天変地異が起きるようなもの。