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池自工会会長、年度見込み499万台達成に厳しい見方。国内市場縮小に危機感あらわ。

2015.9.17

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池自工会会長、年度見込み499万台達成に厳しい見方。国内市場縮小に危機感あらわ。

10月24日9時に、東京モーターショー発祥の地である日比谷、銀座でパレードを実施。東京モーターショー60周年記念パレードとして、1950年代から今日までのクルマ70台がパレード。各社の社長もステアリングを握る。

質疑応答です。 中国か風邪をひくと相当な影響が世界に対してあるのかなぁ。 過去の成長が世界の中で突出していた。ここへきて高級品に対する課税や、綱紀粛正など、実体経済に影響が出ている。 日本車については、まだ前年超えだが、在庫調整局面。

中国の輸出が翳っている。 FOMCは最大の関心事。アメリカはクレジット購入が多い。金利が上がると、間違いなく影響が少なからずある。国内は登録車が前年超えだが、軽自動車が落ち込んでいる。全需の回復は軽自動車にかかっている。 年度499万台見込みに対して、この数字も厳しい状況かなぁ。

中国天津市の火災爆発事故から1カ月あまり経過した。 トヨタが一番被害が大きく、お見舞いを申し上げた。現状爆発ほとんど影響がない。天津港の関税業務が滞っている。日々のオペレーション爆発問題ないと言い切ってよいと思う。 派遣労働者改正法については、業者が全て許可制になったことは良い。派遣される方々にとってもスキルアップを派遣元がキチッとやらなけらばならないし、派遣先の我々も協力する。非常にバランスが取れていると言うのが、私の所見です。

消費増税時の還付、軽減税率について。 自工会としては、コメントする立場にない。

安倍政権について。 第三の矢である経済対策に戻ると経産省から聞いている。第4次産業革命が始まっている。日本としてIOTだとか、自動走行、など色んな活動が具体的に始まる。

防衛費の増加については、コメントを差し控えたい。 経産省と本日朝、話したが、たくさんの予算を手当てしてもらっている。十分配慮されていると思う。

バイク ラブ フォーラムは今年が第三回目を熊本でやった。 国内100万台の旗印だが、回を追うごとに内容が充実してきた。 非常に建設的。成果があった。ホンダの製作所もあり、熊本県は、バイク立県として県知事も取り組んでいる。9割がバイク通学を認めている。安全啓蒙もしっかり行っている。バイクに乗らせながら、社会的責任を負っていることを、矢部高校は行っている。全人教育にチカラを入れている。警察が先頭に立って、ゆったり走ることを啓蒙している。 警察が素晴らしい。 阿蘇を走る限りは、全体にゆったり走っている。

タカタ製エアバッグについて。 予防的措置として、全世界に拡大して一台でも多く改修する。真の原因追究について、なかなか聞こえてこないのが現状。 円安効果は一巡してしまうと、それ以上はないと言う趣旨です。 アメリカの金融引き締めや世界的な競争環境を見なければならない。

基本の技術は日本でやっている。マザー市場がなくなると、そこ向けのモデルがなくなる。海外向けでは、技術の確立ができない。 生産現場がないと技術が上がらない。相当際どい規模まで来ている。危機感をいだいている。

会見後、池会長と話す。 出前授業の中で、池さんの「交渉人」というテーマが気になったので聞いた。 池さんはキャリアの中で、色んな交渉現場に携わられたそうで、その経験談を語ってくれるそうだ。ジェットの交渉も行ったという。ネゴシエーターという名刺がないのは日本の会社くらいだそうだ。


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