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富士重工業、陸上自衛隊向け新多用途ヘリコプターの開発事業を受注
2015.9.3
富士重工業は、本日9月2日、防衛省との間で陸上自衛隊向け新多用途ヘリコプター(UH-X)開発プロジェクト立ち上げ事業の試作請負契約を締結した。
富士重工業は、米国ベル・ヘリコプター・テキストロン社と高い信頼性と汎用性を持ち捜索救難等で活用される412シリーズの最新型ヘリコプターである412EPIの発展型機を「富士ベル412+(仮称)」として共同開発し、この機体を共通プラットフォームとして陸上自衛隊向けUH-Xを開発する計画だ。
民間機として開発する富士ベル412+は、412EPIのドライラン能力を向上させるとともに、トランスミッションの出力向上、機体の耐久性の改善など、性能と安全性を向上させた機体であり、自社で開発した金属表面加工技術や、民間機大量生産などで培った高効率生産技術など、当社の独自技術を最大限に投入する計画。販売については、ベル社のネットワークを活用し、協力して世界に向けて販売する計画だ。
富士重工業は、ベル社との55年にわたる強固なパートナーシップのもと、当社航空宇宙カンパニー(栃木県宇都宮市)にUH-Xと富士ベル412+の製造ライン、及び維持整備体制を構築し、共同でヘリコプター事業を展開していく予定だ。
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