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シトロエンC4に排気量を感じさせない1.2Lターボ搭載
Cセグメント2BOXのジャンルに属するシトロエンC4にマイナーチェンジが施されて新しいエンジンが搭載された。税込み価格は276.0〜296.0万円。
マイナーチェンジ前まで輸入販売されていた1.6Lターボ(156ps/24.5kg-m)に代わり、新たに用いられたエンジンは1.2Lターボ。その性能スペックは130ps/23.5kg-mで、排気量が小さくなっているにもかかわらず、最大トルクはほぼ同等を維持している。また、トランスミッションは2ペダルMTのEGSから6速ATに進化した。
今年の「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」(1〜1.4L部門)に選ばれた同ユニットは1750rpmから最大トルクを発生するため、発進加速では重量1330kgの車体をストレスなく走らせることができる。
JC08モードに相当するカタログ燃費は従来の13.5km/Lから約20%アップの16.3km/Lに改善されている。これはダウンサイジングによる効果だけでなく、やっと採用されたアイドリング・ストップ機構によるところも大きいはず。
新型C4のパワートレインは1.2Lターボ&6速ATの1種類で、グレードは「セダクション」と、20万円アップでパノラミック・ガラスルーフやスマートキー&スタート、17インチタイヤ&ホイール、ブラインドスポット警告などが備わる「セダクション・アップグレード・パッケージ」の2タイプ。輸入元が想定している販売比率は2:8で、より高価なモデルを中心に据えたい考えだ。確かに後者のほうが利便性の高いアイテムが揃っていて購入後の満足度は高そうだが、ロードノイズが大きめの17インチタイヤは好き嫌いが分かれるところかもしれない。
エクステリアではヘッドランプとリアコンビランプが一新され、LED採用のデイライトはターンシグナルを兼ねていて色がオレンジに変わるユニークな仕掛けを内蔵。DSラインの設定に伴ってシトロエン・ブランドはデザインテイストが大人しく上質な方向へとシフトしているが、メーターパネルの色がホワイトからブルーに変えられるなど、遊び心は残っている。
なお、発売を記念して先着100名に地デジTVチューナー内蔵のタッチパネル式7インチSSDナビ(15万円相当)が無償プレゼントされるのも見逃せない。
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