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ネクスコ東日本、廣瀬社長、 「永久有料が上場の条件」方向付けされたわけではない
ネクスコ東日本、廣瀬社長
「永久有料が上場の条件」方向付けされたわけではない
会見の冒頭、廣瀬社長から、平成23年から25年にかけての法人税等の更正について釈明があった。追徴課税14億円を支払った。「今後より一層の適正な税務処理に努める」とした。
東関東道水戸線の鉾田ICから茨城空港北ICまでの区間の開業が、今年度の予定から29年度にずれ込むことが発表された。用地取得の遅れによるもので、土地収用法の手続きも視野に入れている。
今年7月のネクスコ東日本管内の通行台数は、前年同月比1.8%増の1日あたり273万台だった。料金収入は、同6%増の631.62億円。直近のETC利用率は、6月末の一週間平均が、88.0%だった。
お盆休みの渋滞ピークは、下りが13日、関越道花園IC付近で45km。上りが14日。東北道では、15日、16日の上りも混雑が見込まれている。
質疑応答。
Q 二輪車の高速道路の路肩走行について議論がある。
A 初めて話を聞いた。全体として規制のあり方、安全確保の仕方の問題と思う。国、警察当局がやること。賢く使うことと、賢く使う前に安全でなければならない。 路肩の機能は、故障車が停止したり緊急車両の通行に供するもの。相当な議論が必要。
Q オートバイの料金を軽自動車から切り離す可能性はないか?
A 二輪車も一車線を使うのが正常。具体的には考えていない。 要望は承知している。現行の5車種区分も議論を経てのもの。ないとは言えないが、今までの経緯でこうなっている。
Q 高速道路上のガソリンスタンドが長距離区間で設置されていない部分について。
A 収益事業の位置づけ。採算的に厳しいところがあるのは事実。新規開通区間は、交通量の少ない区間。 だが、特定区間のみの採算だけで判断はしない。 北海道では、道東道にGSを新設した。工夫はしている。ネクスコ西日本の高速道路外での、給油実験を行っている。 トータルで、ドライバーに迷惑がかからないようにしたい。携帯ガソリン缶も用意している。今後もなんらかの工夫をしていきたい。 ネクスコ中日本よりも西日本、東日本がしんどい。工夫したい。コスト意識の影響は決してない。
Q 先の幹線道路部会で、 高速道路の永久有料が、道路会社上場の前提との発言があった。
A 議論があったのは承知している。永久有料が方向付けされたわけではない。慎重かつ総合的な議論が必要で、議論はこれから。進捗を見守りたい。 中間答申は良くまとめられている。具体的に活かしていきたい。
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