出光興産が昭和シェル石油の株式を取得し経営統合で基本合意

出光興産は、昭和シェル石油株式会社の株式125,261,200株(33.3%議決権比率)を、ロイヤル・ダッチ・シェル ピーエルシーの子会社より取得することについて決議し、同子会社との間で株式譲渡契約を締結。出光興産と昭和シェル石油は、経営統合することで基本合意したことを発表した。

これにより、2016年を目途に両社の統合を目指し、両社の持つ経営資源・ノウハを融合させることにより、明確な成長戦略と存在感を有する「総合エネルギー企業」として企業価値の最大化を図る。

日本国内の石油元売り業界第二位と第五位の大型統合ということで、統合が実現すれば業界第一位のJXホルーディングスに迫る売上高となる。

基本的には出光興産が昭和シェル石油を子会社化するというのではなく、両社が対等の立場での統合を目指すという。統合により両ブランドがどのようになるのかはまだ未定。当面は両ブランドでの展開となる予定。