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日産自動車の第一四半期決算 欧米と中国は好調。 国内市場はシェア下がる
日産自動車の第一四半期決算
欧米と中国は好調。
国内市場はシェア下がる
日産自動車の今年度第一四半期決算は、売上高2兆8994億円、前年同期比17.6パーセント増、営業利益1937億円、同58.0パーセント増だった。
世界販売台数は
、129.4万台、同4.4パーセント増。国内は12.0万台で、同マイナス10.0パーセント。
当期の連結業績予想、売上高12.1兆円、前年同期比6.4パーセント増、営業利益6750億円、同14.5パーセント増、経常利益7650億円、同10.2パーセント増は変更していないが、利益額の進捗率は高い。
北米と中国、欧州が好調なだけに、日本の不調が際立つ。国内シェアは前年同期比0.5ポイント減の含軽12万台にとどまった。
今年度の通期配当は、前年度比9円増の42円を計画している。
中国市場について。
上期は市場の伸びを上回ることができた。昨年は在庫調整と販社との関係強化を図った。
今年度は足元の市場全体の伸びは鈍い。下期は新製品もでる。130万台ギリギリ守っていくが、余裕はないと現法の関さん。
国内は、来年以降に備えて準備したい。
通期見通しについて。
第一四半期はあまり細かい見直しはしない。営業利益は29パーセント、当期利益は31パーセントの進捗率。中期計画の高い目標に向かっていきたい。販売台数は計画どおり。収益は上ぶれている。
北米市場について。
特定のブランドをターゲットにしていない。セグメントによって変わる。年度見通しで6パーセントの伸びを見ている。年末に出てくるタイタンなど収益性の高いクルマで収益を高めたい。
日本の生産キャパについて。
まずはローグの移管で2016年度に百万台回復するのが目標。
営業利益率8パーセントへの課題は?
現状7パーセントだが、まだまだポテンシャルが残っている地域がある。ロシア、ブラジルは厳しい。中国も競争が激しい。TDC、トータルコストを減らしていく。それにより総合力で上乗せを図っていく。
国内市場回復策は?
年度見通しは3.7パーセント減。見通しより大きく落ちている。軽自動車は増税の影響を受けた。エクストレイル受注一万台は、これから登録が乗ってくる。秋以降は星野専務が策を講じていく
TPPに限らず、自由貿易が進むのは非常に喜ばしい。部品の関税即時撤廃に期待している。
為替差益320億円の内訳は?
去年の102円から今年は121円で、円ドルは500億円のプラス要因。ルーブル、タイバーツがマイナスがある。
中国の比例連結では、第一四半期は利益マイナス。販売台数11.3パーセントは小売りベース。
今年は在庫を絞ったので、卸売りはマイナスのため若干減益。
アメリカ市場では、販促費が重荷になっていないか?
販売奨励金を2014年度を抑えたが、今年度は台あたり上がっている。乗用車、小型セグメントの販売が落ちている。アルティマは今年マイチェンする。商品性は落ちている。ローグも奨励金増えた。マキシマはインセンティブは下がった。タイタンも下がるだろう。
タカタ製エアバッグのリコール費用負担については、2014年度に計上した。第一四半期に大きなものはない。
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