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新型パサートの走り味
エントリー価格329万円を掲げて「日本のミドルセダン市場に本気で挑戦する」(庄司VGJ社長・談)新型パサートに乗った。
1.4L-TSIエンジン&7速DSGの組み合わせは、全長4800mm近いボディを走らせるには過不足ないレベルだ。強い加速力が欲しい時はアクセルペダルを踏み込めばターボチャージャーがパワーを発揮してくれる。さらに、最上級グレードのハイラインに限られるのは惜しいが、ドライビング・プロファイル機能を活かせばエコやスポーツなど、テイストを変えられる。
セールスポイントのひとつに、レーダー&カメラ併用の安全デバイスの全グレード標準化が挙げられる。up!やゴルフのシティ・エマージェンシーブレーキと違って歩行者を認識し、渋滞の中では車間に加えて車線維持も支援するトラフィック・アシストが世界初採用されている。また、一般的なレーン・アシストも織り込まれており、高速道路でステアリングが絶えず補正されることを確認した。
外観だけでなく、内装にも水平基調のデザインが織り込まれていて端正な印象を演出。インパネではスリムでワイドな空調ダクトが目を引くが、じつは現行プリウス(写真下)にも似たモチーフが見られることを思い出した人は、どれくらいいるかな?(^^;
新型パサートはFF方式ならではの広いキャビンとラゲッジスペースに加え、安全装備や魅力的な価格設定を身につけて登場した。だが、これはまだ序章にすぎない。16年初旬にはプラグインHVやディーゼル車の投入も予定されている。
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