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ホンダ八郷社長、チームで戦うを強調 現場からのボトムアップで改革推進
ホンダ八郷社長、チームで戦うを強調
現場からのボトムアップで改革推進
ハ郷社長は、冒頭、彼自身のキャリアを披露し、現場に近い仕事をしてきたことを強調した。
初代USオデッセイは、北米に初めて導入された。ハ郷さんはそのナンバー2として取り組んだ。北米ライトトラックモデルの礎となった。
鈴鹿製作所所長の時は、軽自動車の事業を立ち上げることになった。
鈴鹿 軽 イノベーションSKIです。
欧州では、欧州ホンダ特産のシビック4ドアなど、現場と一体となって、目的をひとつにして取り組んだ。
シビックタイプRは、今秋に国内販売を始める。
広州ホンダと東風ホンダの融合についても、個と組織がひとつになれるように取り組んだとの趣旨です。
2月23日の社長交代会見でも話した通り、グローバル6極体制進化と、ホンダらしいクルマづくりを行っていく。
キーワードは、チームホンダ。
全員か強い志を持って取り組んだ時、強いチカラが発揮される。チームが同じ目標に向かって取り組んだ成果が、ホンダジェットやS660。
クラリティ後継車を今年度中に市販する。二輪車や汎用でも。
今までにないような技術で、チャレンジングな商品を出す。
開発現場に時間を与えなければならない。ホンダの人たち一人ひとりを信じている。ザ パワー オブ ドリームスを原動力にチームホンダは前に進んでいく。
以下は質疑応答での一問一答。
グローバル6極体制の進化、他社との提携について。
お客様視点を第一に考え、ホンダらしいクルマづくりをしたい。600万台は数の目標ではなかった。数よりもお客様に夢を与えるホンダらしいクルマづくりを最優先課題としたい。お客様にメリットのある提携は考えていきたい。
逆風の中での就任だが?
社長の重責をヒシヒシと感じている。ホンダをさらに発展させたいとの使命感でいっぱい。
3月に中国から戻って、国内をまわった。アソシエートからは、一緒に頑張ろう。協力するよと言われた。
私の思いをダイレクトに伝えた。すでに6事業所をまわった。チームが輝いて活動できるような場を設けていくことをやらねばならない。
社会やお客様に存在を期待される会社になりたい。
ホンダの製品を買うことで、生活や自分の可能性を変えていく。二輪車を買うことで、遠くへ行ける。新しい時間ができる。
一生忘れられない商品をいっぱい作っていく。
お客様が、ホンダのクルマを買ってこんなに生活が変わったと感じていただける商品を作っていきたい。
技研の社長をやらないとホンダの社長になれないとの決まりはない。
強みは現場で仕事をしてきた。現場の声をしっかり聞いて、しっかり働けるようにすること。これが私の強み。
ホンダは技術系と販売系が一緒になって、ホンダを繁栄させていきたい。
6極体制の次の進化の形は?
各地域での、チカラをつける点では、生産、販売、開発、調達など。独自製品も販売している。
次はグローバル本社が有機的に最大効率を出していくのが次のステップ。
生産能力を効率良く使いたい。相互補完できる体制を作り上げ、全体のポテンシャルを上げたい。
企画スタートに時間を作ること。必要な時間をかけていくことに取り組みたい。現場が主体的に活動できる環境、ボトムアップして、経営に届くようなコミュニケーションを強めていく。
環境車について。
将来の技術としてFCVがあるべき姿。電動化技術を中心に技術構築していく。HV.PHEV.FCVが大事。
グローバルに規模を拡大してきた。相互補完をさらに強化していくことで、効率良く使いたい。
品質問題とブランド力について。
品質問題につきましては、お客様にご迷惑をおかけした。昨年9月以降、品質保証体制の強化を行った。今は高品質な商品をお届けしている。
まずはホンダらしい商品を作っていくことが先決。経営の第一の柱として進めていく。まずは独自でやっていくことが先だが、お客様とホンダにメリットがあるものについて、絶対にやらないと言うことではない。
タカタのエアバッグ問題について。
チームについて、ホンダは部門で商品を作るのではなくて、チームで商品を作っていく。継続的にやっていくためにチームの言葉を使っていく。
コミュニケーションを今まで以上にやっていく。
エアバッグ問題は、お客様にご迷惑をおかけし大変申し訳ない。
改修率を上げることに全力を上げていく。
ギリシャ問題の影響について。
タカタ問題については、前期と同程度の予算を組んだ。その中で対応できると思っている。品質品質保証体制をしっかり継続的にやっていく。
ギリシャ問題は注意して見ていきたい。
F1について代表者がリスペクトしていないのではないか?
大変厳しい状況は残念だ。一刻も早く勝利したい。課題を潰していかねばならない。
勝負の世界で、早く勝利したいは、チーム全体の願い。
グローバルのフレキシブル生産体制は、もともとやれていたはずだが?
今までも生産技術の横展開をやってきた。これから地域での違いのあるところを変えていく。地域専用車、特産品を他地域に出すことや、欧州シビックを世界に送り出すなど、モデルのアロケーションを考えていく。
ホンダらしい商品とは?
今までにない革新的な技術で、お客様に夢を与える。
ホンダらしい商品を提案し続けていると思っているが、そうした市場の声が少なくなっていたので、さらにしっかりやっていく。
サプライヤーとは内外とも対等にやっていく。
タカタに対して経営への援助の考えはない。
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