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中販連、ガリバーの不祥事
「あってはならないこと」

2014.9.11

自動車公正取引協議会と話した 。「ウチは販売関係だから訪問買取りの話しは馴染まない」と説明があった。次に買取り業者団体の日本自動車流通研究所(JADRI)の岩崎孝代表理事に聞いた。 岩崎さんはマガジンXの読者でもある。取材当時、まだ10月号は読んでいらっしゃらなかったようで、話しをすると「うーん」と思案されていた。その後、何度か氏が経営する富山市の会社にも電話をかけたが締切りまでに、話しを聞くことはできなかった。

 中古車販売業界の団体である日本中古自動車販売協会連合会(澤田稔会長、以下中販連)は、「業界の主張ばかりしているわけではない」(広報担当)と前置きした上で(オッ、記者のツィッター読んでるな!)、「ガリバーの不祥事は個人情報保護の観点からあってはならないこと」と話すのみで、ウエブ一括見積もりや訪問買取りについてのコメントは得られなかった。

 中販連は名前のとおり、中古車販売業者の集まりであり、「買取り」については一線を画す立場だが、買取りと小売りが表裏一体なのは言うまでもない。ほとんどの店が買取りと小売りの両方を行っていることも、誰だって知っている。中販連が業界の近代化を言うなら、「買取り」についても責任ある発言をすべきではないか。

 まぁ、そうは言っても数万軒と言われる中古車販売業者のうち、「加盟社は1万軒程度。実際のところどのくらいの数があるのか分からない」(同)が正直なところだ。古物商の届出を出せば誰でも起業できる。インターネットの発達で無店舗でも商売可能。こうした業界をまとめていくのは簡単ではない。自らの近代化を実現するのは並大抵ではない。

http://www.jucda.or.jp/


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