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「自動ブレーキ」リコール 事故後2年経過の理由ホンダ明言せず!
2015.5.27
アコードHVに装着されている衝突軽減ブレーキのリコールがトヨタクラウンのプリクラッシュセーフティシステム装着車のリコールよりほぼ2年遅れた件。トヨタとホンダ双方のシステムともミリ波レーダーと障害物検知プログラムで構成されている。メーカーもミリ波レーダーがF社製、プログラムがD社製と言われる。
同じようなシステムで、しかもホンダ車も2年前に事故事例が報告されていたのに、今年4月生産分までリコールは行われなかった。
この点について、昨日、ホンダに確認したが、「不具合情報入手後、お客様の安全を第一に考え迅速な調査解析を行っていますが、考えられる要因一つ一つについて調査や再現試験を行っていたため時間を要しました」(広報部)とするのみだった。
本日、トヨタから遅れること2年でリコール発表に至った理由について、「迅速とは言えないのではないか」と再度、広報部に確認したが、「お客様の安全を第一に考え原因究明を行ったが時間を要した」と昨日と変わらない答しか返ってこなかった。疑問は深まるばかりだ。現在、国交省とサプライヤーにもコメントを求めている。
新潟県で発生した車両解体時のエアバッグ異常破裂についてホンダは、
「5月13日に国交省より、新潟の解体業者で2005年モデルのフィットのエアバッグで異常展開(運転席側)が確認されたと一報が入った。Hondaは19日に実車確認を行い、異常展開を確認し21日、国交省にその旨を報告した。このエアバッグは14日にリコール届出対象のものです」との説明が広報部からあった。
https://toyota.jp/recall/2013/0626.html
(取材・文/神領 貢)