MagX

MagXは車のスクープ情報誌、月刊「ニューモデルマガジンX」の公式ウェブサイトです。

News

マーチ火災発生から2年越しリコール
遅くないか?の本誌指摘に国交省も同意

2014.9.5

リコール監理室に、マーチのリコールの件を聞いた。
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001710.html リアブレーキ不良は25年春に一件目が発生。で、二百件を超える不具合が一年あまりの間に発生したことになる。
スターターモーター不良は22年9月17日に一件目が発生。
スターターモーターの火災は24年5月に一件目が発生した。最初の火災から2年もリコールがなく、その間さらに2件の火災が発生していたことになる。
リコールが遅かったのではないか?
との記者の質問に対して、リコール監理室も、我々もそう認識しているとした。日産サイドは原因の特定に時間がかかったとするが、火災まで起きているのに対応の鈍さは否めないのではないか。
昨年末に定期監査を行った時もリコール監理室は、早々に決断しろ!
と、日産にリコールを促したと言うが、今日までリコールが行われなかった。日産に話しを聞いた。
「結果的に最初の火災からリコール届出まで時間がかかったことは遺憾に思います。1件目、2件目ともにスタータモータ付近の部品が焼損しておりましたが、出火原因の特定はできませんでした。考えられる要因としても非常に稀な操作によるものと推定していたため、継続的な発生はないものと判断しました。3件目の火災情報においても、原因の特定には至らず、非常に稀な操作によるものと推定しましたが、万全を期すため、今回のリコールに至った次第です。弊社としては、適切に判断を行ってきた結果として、この時点でのリコールを判断いたしました。」
なお、スターターモーター不良はマーチのみで44万台。ラティオ、マーチ、ノートなど後輪ブレーキの不具合については国内分6.3万台、海外分でさらに6万3000台ある。


前の記事:

現在の記事: 『マーチ火災発生から2年越しリコール
遅くないか?の本誌指摘に国交省も同意』

次の記事: