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S660は7月納車分まで完売
2015.3.30
すでにティーザー記事で露出が始まっているホンダS660が正式発表された。税込価格は198.0〜238.0万円で、4月2日発売予定。
「スポーティなクルマを作るか、本格スポーツを作るか」という議論に時間がかけられ、その結果、後者が選択されて誕生したS660。発端は本田技術研究所50周年記念の商品企画コンペで提案された等身大のスポーツカーで、「手の届く本格スポーツを追究した結果、軽自動車サイズになった」と峯川尚・専務は説明する。
キャビン後方に搭載されている660ccエンジンには専用ターボチャージャーが用いられ、軽自動車初の6速MTを採用。一方で「CVTも設定することで多くの人に選びやすいクルマにした」(峯川専務談)という。
S660はグループ会社の八千代工業で1日あたり40台、月に約800台が生産される。初期ロットとして計画されている3000台はすでにほぼ完売しており、この分は7月中に納車が完了する計画だ。増産に関する質問に対して峯川専務は「オープン2シーターのマーケットは限られている」として慎重な姿勢を見せた。
なお、4月から軽自動車税が上がるのに伴って駆け込み需要はあったのか?との質問に対しては「思っていたほどでもなく、穏やか」と答えた。