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11月発売の4代目プリウスからTNGA導入

2015.3.26

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加藤光久副社長のプレゼンです。トヨタニューグローバルアーキテクチャー、TNGAは単なる共用化による原価低減ではなく、全体最適によるもっと良いクルマづくりを行うものだと強調します。
TNGAによるパワートレーンの開発により、これまでに比べて動力性能15%、燃費を25%以上それぞれ向上させるとします。
新しいプラットフォームの採用により商品力を飛躍的に強化します。
エンジン燃焼効率アップ、トランスミッションの多段化にも取り組んでいるとします。
これから登場する新型車では、それぞれクラストップの低重心化も実現する。

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トヨタの新しい予防安全パッケージが、トヨタ セーフティ センスもより進化します。

いいモノを造り、賢い共用化により、チーフエンジニアによる、もっといいクルマづくりをサポートするとします。

個別車両開発に力が入りすぎたのを、全体最適の視点から基本性能の向上を図る。賢く共用化を図り、クルマを賢く造る。
お客様が見て、触れるところは専用品を使って個別最適を図る。

見えないところの基本性能は共用化により、部品点数を抑えコストを削減する。浮いたお金で個別最適を図る考え方ですね。
トヨタは明言していませんが、FF系ミディアム車からTNGAを導入します。

質疑応答です。
欧米系のサプライヤーも共豊会に入ってもらっている。ただし、同じパーツを1社だけではない。安ければ良いだけではない。パートナーとして議論しながら進めている。
ウインウインの関係でやっていく。競争力をお互いつける。持続的に成長していく仕事のやり方、モノづくり改革として、現場で知恵をだしあいながら、それを図面に反映させていく。
サプライヤー数は増えているし、系列の部品メーカーも他の自動車メーカーへの販売もやれている。
モジュール、ユニットは、コスト削減は15から20%下がるとアナウンスしているが、一概には言えない。作業効率は20%以上下がることが分かってきた。
成熟市場、新興市場関係なくすべての車が対象。

プラットフォーム100、エンジン800種類はかなり減ると思うが、数は申し上げられない。

我々が変わらなければならないこと、サプライヤーに変わってもらいたいこと、共通の考え方の下でやっています。

クルマの個性について。
プラットフォームやユニットは共用するが、賢い差別化により個性を出し、提供したい。
レクサスとは今までどおり共用化する。トヨタも小さなクルマを開発しており、ダイハツとは共用化を検討していくとは言える。

自動運転技術はTNGAの延長線上にあるのか?
トヨタセーフティセンスCはすべてのクルマで使えるようにする。色んな取り組みをフィードバックしながらやっていきます。

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