MagX

MagXは車のスクープ情報誌、月刊「ニューモデルマガジンX」の公式ウェブサイトです。

News

春闘、日産自動車 ベア5000円、ボーナス満額を回答。

2015.3.18

日産自動車は本日、2015年度の賃金改定について、組合側に回答した。平均賃金改定原資を組合員平均でベア5000円を含む1万1000円(要求はベア6000円を含む1万2000円)、賞与は5.7カ月で要求に対して満額とした。

記者説明会で西川(さいかわ)副社長は以下のように答えた。

 

日産にとって組合の要求、趣旨は理解できるが、要求額が大きかった。 最大限の回答をするため体質改善、業務効率化を評価し、人への投資を重要視した結果。 個社として有意義な議論ができた。

日本として大事な局面である事も承知している。年収ベースで3.6パーセントの増加は、消費税増税による実質給与の目減り分を上回る額との趣旨です。

去年の要求に対して、さらにそれを上回る額だったが、個別企業それぞれ額抱えている事情がある。 内容的には理解できるが、金額が大きい。 どこまで人への投資ができるか? 慎重に検討せざるを得ない。 数年間かけて努力してきたものをベースに検討してきた。

業界最高額だが?

20150318114331-0002

IMG_2932

他社との比較は大きな要素ではない。最終的には他社との比較は全く意識していない ゴーンCEOとは共有している。成長の源泉は人への投資。 新年度についてはもう少し様子をみたい。原油の動向を外して考えないと見にくい。製造業にとって、円高是正といってシフトは簡単ではない。賃金改定だけだと3.0パーセント増。 ベアは1.4パーセントくらいの増加。 政府の圧力とは思っていない。

来年、再来年をどうするかは視野に入れて考えている。 マクロの状態はどうなるか? 一般的な情勢を考慮して考えるべき。 今年は今年、来年もその時点でどう見るかを検討する。

社会的な要請やサスティナブルについて。

総合的な競争力は相対的なもの。競合他社について十分な競争力を維持したい。今回の改定でも十分競争力は維持できる。 来年も緩やかな成長が続くと見ている。

それぞれの国で、地域の事情でやる。 日本の賃上げは他の地域には全く影響しない。 サプライヤーへの影響は? 大それたことは考えていない。ひとつのタスクとしてやっていく。高い収益を上げていただくことが大切。ドンドン儲けていただきたい。

記者説明会後、日産関係者と話す。 人への投資は大切なこと。コスト削減も品質強化も人なしにはできないこと。 見た目にはアメリカが儲けているが、その裏には日本があるとのことでした。 経営側が待遇改善で頑張れば、従業員の皆さんもまたそれに報いるということですね。


前の記事:

現在の記事: 『春闘、日産自動車 ベア5000円、ボーナス満額を回答。』

次の記事: