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ボッシュ、電動スクーターのシェアリングサービス「Coup」の提供を開始

2016.8.17

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ボッシュは、電動スクーター「eScooter」の新しいシェアリングサービス「Coup」をベルリンでスタートさせた。ボッシュの完全子会社の名称でもある「Coup」は非常にシンプルな料金設定となっており、今後はベルリンの住民にとって移動手段の新たな選択肢の1つになるという。

 

このシステムでは、最寄りの電動スクーターをいつでも検索・予約・利用でき、目的地に到着した後はそのスクーターを市街地のどこにでも乗り捨てられる仕組みになっている。ボッシュ取締役会メンバーとしてこのプロジェクトを担当するマルクス・ハイン氏は、「Coupはボッシュにとって、モビリティの分野で初めてエンドユーザーやサービスの運営に関わるもので、ボッシュにとって新たな独立したブランドとなります」と述べている。このサービスを始動させるために、台湾のメーカーGogoroが製造した200台のネットワーク対応電動スクーターがベルリンに配置された。

 

大都市では交通渋滞が多く、駐車スペースも足りないため、パーソナルモビリティへ高いニーズがある。「そのためCoupは、都市交通の問題解決に貢献したいと考えています」(ハイン氏)。特に若い世代はモビリティと柔軟性を求めており、自家用車を所有することの必要性をあまり感じなくなってきている。「モビリティに対するニーズは変化しつつあります。ボッシュは、自身のモビリティとサービスソリューションを通じてこうした変化を形作っていくつもりです」とハイン氏は述べている。

 

ボッシュはすでに、コネクテッドパーキングマネジメント、クラウドベースのフリート管理、アプリベースのモビリティアシスタントなどのソリューションを開発し、さまざまな種類の移動手段の幅広い活用を支援しているそうだ。そして、このシェアリングサービス「Coup」はモビリティ ソリューションズ セクターに新たに加わる要素となる。