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日産、2016年度第1四半期決算を発表

2016.7.28

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日産は、2016年度第1四半期(4月~6月の3ヵ月間)の決算を発表した。2016年度第1四半期の連結営業利益は1,758億円となり、売上高営業利益率は6.6%に達した。連結売上高は2兆6,545億円となった。為替変動の影響を除いた営業利益注3は、37.8%増の2,670億円となった。

 

日産の社長兼CEOのカルロス ゴーン氏は、「最近の為替変動による逆風や不安定な状況が続く新興市場の影響にも拘わらず、2016年度第1四半期は大きな落ち込みはなく、比較的しっかりとした業績を達成しました。これは、北米を中心に販売が好調な主力モデルとコスト効率に焦点を当てた取り組みが基礎体力を押し上げたことによるもので、当社は通期予想を達成できる位置につけています。また、当社のコスト管理の徹底、継続的な新車攻勢、そしてアライアンス戦略によるメリットが功を奏している証です」と述べた。

 

中国合弁会社の業績を比例連結した会計基準では、2016年度第1四半期の売上高は2兆8,935億円となりました。営業利益は2,090億円に達し、売上高営業利益率は7.2%となった。

2016年度第1四半期連結決算 (東京証券取引所届出 ‐ 中国合弁会社に持分法を適用)

2016年度第1四半期 (2016年4月~6月)

前年比

売上高

2兆6,545億円 (246億USドル、218億ユーロ)

-8.4% (USドル+2.9%、ユーロ+0.8%)

営業利益

1,758億円 (16億USドル、14億ユーロ)

-9.2% (USドル+2.0%、ユーロ-0.1%)

経常利益

1,982億円 (18億USドル、16億ユーロ)

-8.2% (USドル+3.2%、ユーロ+1.1%)

当期純利益 注2

1,364億円 (13億USドル、11億ユーロ)

-10.7% (USドル+0.3%、ユーロ-1.7%)

2016年度第1四半期の平均レートである1USドル108.0円、及び1ユーロ121.9円を使用。

 

2016年度通期の見通し

5月に東京証券取引所に届け出た日産の2016年度通期財務予想に変更はないという。中国の合弁会社を持分法で連結した2016年度(2017年3月期)の業績予想は次の通り。

 

2016年度連結決算予想 (東京証券取引所届出 ‐ 中国合弁会社に持分法を適用)

売上高

11兆8,000億円 (1,124億USドル、983億ユーロ)

営業利益

7,100億円 (68億USドル、59億ユーロ)

経常利益

8,000億円 (76億USドル、67億ユーロ)

当期純利益 

5,250億円 (50億USドル、44億ユーロ)

1USドル105円および1ユーロ120円で算出

 

 


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