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新しいボルボV40の内装に注目

2016.7.7

ハード面の熟成に続き、ルックスを中心としたソフト面のアップデートが図られてボルボV40が2017年モデルに切り替わった。

 

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外観ではヘッドランプやラジエターグリルが一新され、XC90に続いてTの字を横倒しにしたトールハンマー型ポジションランプを新採用。一方のグリルはグレードごとに仕上げが異なり、上級仕様にはメッキトリムを、スポーティな「Rデザイン」とアクティブ志向の「クロスカントリー」ではブロックパターンを起用。

 

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エクステリアと並んでインパクトを放つのが、内装に新採用されたファブリック表皮「シティウィーブ」だ。これまでボルボの内装と言えば上質なレザーが中心で、ファブリック表皮はベースグレード用に脇役として用意されていた感が強かった。しかし、ドアを開けてビックリ。新型V40に用いられたファブリック表皮は大半にチェック模様が配され、アイボリー・モノトーンとの張り分けによって非常にカジュアルな印象に仕上がっている。あえてファブリック内装を選ぶ理由ができたとも言えよう。

このほか、センタークラスターの特徴的なフローティング・スタックの仕上げも見直され、新しいパターンがお目見え。

 

XC90同様、V40も今回のマイナーチェンジで全世界共通の新グレード名を採用。ベースグレードは「キネティック」(15万円up)に、SEは「モメンタム」(10万円up)にそれぞれ改名され、従来のSEレザーパッケージに相当する最上級グレードとして「インスクリプション」(19万円up)がラインナップされた。もちろん「Rデザイン」(15万円up)も健在だ。各グレードとも10万円以上値上がりしたが、ポジションランプを含むフルLEDヘッドランプ、これまで6万2000円のオプションとして用意されてきた歩行者エアバッグ、3年間の定期交換部品代が含まれるサービス・プログラムが全車に標準化されたことも記しておく。なお、インスクリプションの値上げ幅が他グレードより大きいのは、harman/kardonのオーディオやキーレスドライブが装備品目に加わったためだ。