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GT-R、ニュルブルクリンクで奮闘
ニッサンGTアカデミーチームRJNのNissan GT-R NISMO GT3が、ニュルブルクリンクで行われたブランパンGTシリーズ スプリントカップに参戦した。
今回のレースには、37台の車両が参戦。#23 GT-Rは、予選1回目(Q1)に高星明誠選手が、予選2回目(Q2)にアレックス・バンコム選手が出走し、「前日の練習走行と比べて、車両のバランスが改善されました」という高星のタイムで29番手という予選順位を獲得。リカルド・サンチェス選手、ショーン・ウォーキンショー選手というラインナップで参戦する#22 GT-Rは35番手となった。
予選からおよそ5時間後、決勝レースのスタート順を決める予選レースがスタート。気温が13℃と低かった予選時に比べ、予選レース時は晴天に恵まれ29℃まで急上昇。2台のGT-Rは、スタートでそれぞれポジションアップを果たし、#23 GT-Rは16位、#22 GT-Rは25位となった。
日曜日に開催された決勝レースでも、GT-R勢は奮闘。レース前に雨が降ったため、コースコンディションはところどころ濡れている状態でレースがスタート。#23 GT-Rのスタートドライバーを務めた高星は、スタートで3台のマシンをかわして13番手にポジションアップすると、さらに前を行くランボルギーニを追い詰めた。
#22 GT-Rもスタートドライバーのサンチェスが好調に周回を重ねていたが、レース中盤に後続車両に接触されたため、ポジションを落とすことに。その後、後半スティントを担当したウォーキンショーも好ペースで走行したが、ペナルティもあり、29位でチェッカーを受けた。
レース前半を14位で折り返した#23 GT-Rは、ピットインのタイミングで1つポジションを落としたが、その後バンコムが挽回の走りを見せて14位にポジションを戻してゴールた。
3回目のスプリントレースを終えた高星は「ニュルブルクリンクのショートサーキット(3.6㎞)は、GT-Rとは相性が悪く苦戦しました。決勝レース前に雨が降りだしたので、各チーム慌ただしい動きになりましたが、僕たちはスリックタイヤを選択しました。スタートはうまく行きましたが、コースが狭くて、GT-Rが得意としている長いストレートでも追い抜きは難しく、なかなか順位を上げることはできませんでした。マシンはレースごとによくなっているのですが、それが結果に繋がらず苦しいレースになっています。2日後にはスパ24時間のテストがあるので、気持ちを切り替えて臨みたいと思います。応援ありがとうございました」と話しているという。
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