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ジュネーヴショー短信
ジュネーヴショーで毎年 存在感を出しているフランス勢とドイツ勢が控えめな今年、相対的に日系ブランドが目立つ結果となった。
その筆頭とも言えるのが、マガジンXで長らく追い続けてきたトヨタC-HR量産仕様の公開だろう(とはいえ、公開されたのは外観だけ)。プレス会見では、Cセグメントのクロスオーバー市場への参入が遅れたことを認めつつ、海外で生産される初のTNGAモデルとして紹介された。
ホンダは2017年に発売する次期シビック・ハッチバックのプロトタイプを披露。ブランド誕生から40周年を迎え、10代目は新しいプラットフォームを得て、より低く幅広く生まれ変わる。1リットルおよび1.5リットルのダウンサイジング・ターボが搭載される予定だ。
東京ショーでのインプレッサ・コンセプトに続き、スバルはXVコンセプトをアンベール。新プラットフォームが用いられることも予告されたが、具体的な投入時期に関する発表はなかった。
一方、海外ブランドでサプライズ発表を行ったのはVWで、コンパクトSUVセグメントでオープン仕様を模索していることを暗示。そのコンセプトカーでもあるT-CROSSを披露した。
メルセデスベンツはCクラス初のカブリオレを、ボルボは新世代デザイン採用の第3弾となるV90をそれぞれワールドプレミア。
ルノーは96年に初代を発表したセニックの最新モデルを初公開した。最新のエスパス同様、大径タイヤと高めの車高が与えられてSUVテイストが織り込まれているのが印象的だ。デザイン部門を仕切っているヴァンデンアッカー氏が登壇し、特徴あるウエストラインや出窓っぽいフロントウインドウなど、見所を解説した。
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