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日産自動車、植物由来のエタノールを燃料にして 発電するEV車、「e-Bio Fuel-Cell」開発進行中!
2016.6.14
日産自動車、植物由来のエタノールを燃料にして
発電するEV車、「e-Bio Fuel-Cell」開発進行中!
バッテリーEVの開発と併行して、日産はカーボンニュートラルの植物由来の燃料を用いた発電によるモーター駆動のアプローチを行っている。
100%エタノールや45%エタノールを燃料として、これを改質、固体酸化物型燃料電池システム「SOFC」によって発電する。植物由来の燃料なのでカーボンニュートラルに近い。充填時間が短く航続距離が長くなるメリットがある。エネルギー効率は60%に達するとする。液体なので気体の水素を貯める燃料タンクに比べて扱いが容易。
燃料電池システムは、大まかにふたつある。ひとつは常温型の固体高分子型燃料電池「PEFC」。水素イオンが電解質内を動くことによって発電される。こちらは物質が不活性な状態なので、活性の高い貴金属を触媒として使う必要がある。
日産はSOFCを研究している。こちらは酸素イオンが電解質内を動いて発電する。700度から800度の高温状態で作動するので、移動体の中での高温の管理、熱にさらされるスタックの耐久性をどうするかなどが課題。熱に強い材料を薄く作る技術が求められる。日産は今年夏にはプロトタイプ車両を公開したいとする。
日産はバッテリーEVがメインだが、重たいクルマ、航続距離が求められるクルマに対するソリューションと説明した。
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