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TOYOTA GAZOO Racing、ニュルブルクリンク24時間耐久レースでTOYOTA C-HR Racing、LEXUS RC Fが完走

2016.5.30

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TOYOTA GAZOO Racingは、5月26から29日までニュルブルクリンク(ドイツ・ラインラント・プファルツ州)で開催された第44回ニュルブルクリンク24時間耐久レースにTOYOTA C-HR Racing、LEXUS RC、LEXUS RC Fで参戦し、TOYOTA C-HR Racing、LEXUS RC Fの2台が完走を果たした。

 

158台が参戦した決勝レースでは、今年末に市販予定であるTOYOTA C-HRのレース仕様車としてSP2Tクラスで参戦したTOYOTA C-HR Racing(326号車 : 影山 正彦/佐藤 久実/片山 智之/Herwig Daenens)が総合84位・クラス3位となった。また、SP3Tクラスで参戦したLEXUS RC(188号車 : 木下 隆之/松井 孝允/蒲生 尚弥)は駆動系トラブルでリタイヤ、レース経験豊富なトムスの開発力、熟練メカニックの持つノウハウを学ぶため、チームトムスとともにSP-PROクラスで参戦したLEXUS RC F(36号車 : 土屋 武士/片岡 龍也/大嶋 和也/井口 卓人)は総合24位・クラス1位となった。

 

TOYOTA GAZOO Racingは、モータースポーツ活動を通じてクルマを鍛える「もっといいクルマづくり」に取り組んでいるという。なかでもニュルブルクリンク24時間耐久レースは、当社社員のメカニックおよびエンジニア・車両評価ドライバーが参加し、クルマを鍛えるとともにレースを通じた「人づくり(人材育成)」を推進しているそうだ。

 

24時間耐久レースの舞台となるニュルブルクリンク(全長25km)は、普段から世界の自動車メーカーが車両の実験評価に使用している「クルマづくりの現場」であり、本レースに参加した当社社員は耐久レースという通常のテストコースによる実験評価よりもさらに過酷な環境下で「クルマの限界を知り、改善力を養う」といった様々な経験を積んでいる。2007年に開始したこの活動も今年で10年目を迎え、これまで活動に参加してきた社員メカニックやエンジニアは、その後レース活動での知見を生かし、さまざまな車両開発の現場で活躍しているのだそうだ。

 

また、このレースには、過去にLEXUS LFAやTOYOTA 86などが参戦し、その後の市販車としての性能向上、商品性向上に生かしてきた。本年は、TOYOTA C-HRを市販前に投入し、より良い商品づくりに生かせるよう取り組んできたという。

 

チーム代表の豊田章男は次のように述べている。「中古車のアルテッツァから始まったニュルへの挑戦も今年で10年目を迎えることができた。ドライバー、メカニック、サポートスタッフは1周でも多く走ることを目指して、それぞれの役割を果たし、心ひとつにたすきをつないできた。そして、この間、多くのクルマファンの方々がTOYOTA GAZOO Racingの活動を応援してくださった。関係者一人ひとりがどんな困難にも最後まで決して諦めず、この挑戦に主役として携わってきたからこそ、10年続けることができたと思う。『もっといいクルマづくり』、そしてそれを支える『人材育成』に終わりはない。『人を鍛え、クルマを鍛える』ために、これからもニュルへの挑戦を続けていきたい」。

 


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