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新型車そっちのけで品質問題に質問集中

2014.12.1

発表会とは本来、新型車をお披露目する場。にもかかわらず、グレイスの発表会では報道陣の関心は一連の品質問題に向き、会見後も峯川専務は質問攻めにあった。

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スピーチでグレイスを紹介した後の質疑応答でも品質関連の質問が相ついだ。主な質問と峯川専務による回答の趣旨は下記のとおり。

 

Q)フィットとヴェゼルで発生したi-DCDの品質問題は解決したと解釈していいのか?

A)複数回のリコールを出したことは申し訳ない。新しい体制を築き、グレイスへi-DCDを搭載するにあたって技術を見直した。完成したi-DCDが搭載されていると考えてもらっていい。

Q)販売計画への影響は?

A)品質問題を受けて新機種の導入が遅れたことにより、7万台ほど下方修正した。これとは別に、増税の影響による市場環境で3万台減、合わせて当初計画(103万台)より10万台少ない計画を見込んでいる。

Q)エアバッグの問題については?

A)タカタと連携して速やかにリコールを推進すべく、取り組んでいる。

Q)不具合の報告漏れに関しては?

A)(北米での報告漏れは発表したとおりだが)国内での報告漏れはなかった。今後、管理体制を強化して業務を進めていきたい。

 

マガジンXで報じてきたように、グレイス、この後12月22日に登場するN/(エヌボックス・スラッシュ)、ジェイド、ステップワゴンなど、ホンダの新型車は軒並みデビューが遅れている。ニューモデルがなかったためにディーラーへの客足が鈍り、その結果、販売減に陥るという芳しくない状況に置かれている。


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