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GE Honda、小型ジェットエンジン「HF120」の欧州における型式認定を取得
GE Hondaは、4月20日に、欧州航空安全局(European Aviation Safety Agency)から量産型ターボファンエンジン「HF120」の欧州における型式認定を取得したことを発表した。
GE Honda社長のスティーブン・シャクナイティスは「欧州におけるHF120の型式認定取得は、GE Hondaにとって非常に意義があります。これから、欧州のお客様にHF120をお届けできることを非常にうれしく思います」とコメントした。
今回の欧州における型式認定取得により、GE Hondaは欧州での航空エンジン事業において新たな一歩を踏み出したという。
さらに、GE Hondaは、今年4月の欧州でのHondaJetデリバリー開始に先駆け、タグアビエーション社(南部担当)、ラインランド・エア・サービス社(中部担当)とともに、新たにマーシャルアビエーションサービス社(北部担当)を欧州における認定サービス拠点に加え、より充実したサービス・物流拠点の拡大を進めてきました。これらの拠点を通じ、「エンジンメンテナンスケアプログラム」(EMC)を販売するなど、24時間365日体制でユーザーサポートしていくそうだ。
また、今年2月には、HF120を生産するホンダ エアロ インク(Honda Aero,Inc.)のバーリントン工場(米国ノースカロライナ州)が、米国連邦航空局(Federal Aviation Administration 以下、FAA)よりオーバーホール技術を有する整備工場として、MRO(Maintenance Repairand Overhaul)認定を取得した。この認定により、バーリントン工場でHF120の重整備が可能となります。量産エンジンの組み立てと重整備を同じ工場内で行うことで、市場から寄せられたエンジンのコンディションに関する情報を、量産エンジンにいち早くフィードバックできるようになるという。
なお、バーリントン工場は量産エンジンの生産が本格的に稼働することに伴う拡張工事を進めており、2017年初めの完成を目指しているという。
<HF120について>
2013年12月13日にFAAより連邦航空規則のPart 33が定める型式認定を取得。クラストップレベルの燃費性能と耐久性、世界最高レベルの環境性を兼ね備え、新たなスタンダードとなるべく開発された定格推力2,095ポンドのエンジンで、以下の技術的特長を備えている。
・先進空力設計技術を盛り込んだ一体型ファンローターと、カーボンコンポジット製の軽量ガイドベーン
・世界最高レベルの効率・圧力比と、操作性を両立する耐熱チタン製の遠心圧縮機ローター
・コンパクトで低エミッションの燃焼器とシンプルな単段エアブラスト式燃料噴射ノズル
・最先端耐熱材料を使用した高圧・低圧タービンと空力性能を向上させるカウンターローテーティング2軸システム
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