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ダイハツ工業、2015年度決算、減収減益減配。 7月上場廃止で通期見通し公表せず。

2016.4.27

ダイハツ工業、2015年度決算、減収減益

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7月上場廃止で通期見通し公表せず。

 ダイハツ工業の2016年3月期決算は、売上高1兆6903億円、前年同期比7.0%減、営業利益833億円、同24.6%減だった。なお、7月の上場 廃止見通しにともなって当期見込み廃止発表しない。また、期末配当については16円で前期に比べて10円の減配となった。通期48円が32円となった。
2015年度の軽自動車市場は181.3万台、前年度比17%減だったが、ダイハツは58.5万台、同15%減でシェアは32.3%、同0.7%増とわずかながら上昇した。
インドネシア市場は前年度比6%減の16.7万台だが、全需10%減より軽微。
マレーシア市場はプロドゥア車が同9%増。シェア32%に上昇。

質疑応答。
ダイハツ九州の熊本地震による影響はハッキリ言えない。 できる限りのことをしていきたい。 国内軽自動車市場について。 前年度は17%減の181.3万台。消費増税、軽自動車増税により減っている。今後は少子高齢化により、緩やかに減っていくだろう。今年は読みにくい年。
熊本地震関連。
GW明け以降、正常により生産が立ち上がるようにやりたい。かなり良くなってきている。 現在、一点一点詰めてやっている。京都工場も水曜日から再開する。 三菱の問題について。
他社のことなのでコメントできない。国交省の調査については再確認して18日までに真摯に対応する。
ダイハツはお客様が求めるお求めやすいクルマを出し続けることが責務。良品廉価の商品を出し続ける。 お客様が選ぶ基準の中に燃費があるのは事実。法令を遵守してやっていく。
上場廃止に対する率直な感想と、トヨタとの協業による影響は?
ポジティブに捉えている。軽自動車で培ったモノづくりを、今後はトヨタグループの中で貢献できるチャンスを与えられた。販売サイドがネガティヴ中で印象を持っていることはない。
三菱はムーヴの燃費を見て、ekワゴンの燃費を変更したが?
コメントは出来かねる。健全な競争により、お客様により喜ばれるものを提供していきたい。 ダイハツは法令遵守が最優先。
熊本地震関連について。
個別の部品については回答を控えたい。 インドネシア、マレーシア市場について。 厳しい状況が続くと考えている。
ダイハツのブランドは残るが?
より一層、ブランド向上を明確にしていきたい。社内目標値を決めているが、発言を控えたい。 軽自動車60万台は? ご勘弁ください。

ぶら下がりで松下専務執行役員に最初に質問した。
新古車を多発させるなど、ダイハツとスズキの行き過ぎた競争が三菱の不正の温床になったのではないか?
そんなことはない。
シェアナンバーワンにこだわらないのか?
それはブランドのモチベーションとしてある。健全な競争が義務。トヨタグループの中で色々な強みがある。軽自動車で培ったモノづくりの強みを生かしていく。
別所執行役員のぶら下がり。
軽自動車を求める人は、複数保有が多い。税負担についてセンシティブ。 地方は所得が相対的に低い。消費税増税、軽自動車税増税が影響していると思う。
マーケット自身は徐々に減っていく方向。
シェア40%は維持されるとみるか。
お客様の決めること。買っていただけるような商品を出していかなければならない。


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