ホンダ、2016年ニューヨークオートショー出展概要

ホンダは、2016年ニューヨークオートショーにて、マイナーモデルチェンジしたAcuraのラグジュアリーSUV「MDX」や、新型「CIVIC(シビック)ハッチバック」プロトタイプモデルを出展した。

3列シートのラグジュアリーSUVとして米国での販売台数第1位を誇るMDXは、3.5L直噴SOHC i-VTEC V型6気筒エンジンと9速オートマチックトランスミッションを採用する現行モデルに加え、2017年モデルから初めて3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD®(Super Handling-All Wheel Drive)」も選択可能となった。SPORT HYBRID SH-AWD搭載モデルは3.0L SOHC V型6気筒エンジンと7速DCTの組み合わせにより、ガソリンモデルを35馬力上回る325馬力の最大出力を実現している。

エクステリアは今年1月に2016年北米国際自動車ショーで世界初披露となったコンセプトモデル「Acura Precision Concept」で示されたデザインを採用しており、特徴的な「ダイアモンド ペンタゴン グリル」やスポーティーさを強調するシャープなフロントフェイスなど、ラグジュアリーSUVにふさわしい、より一層洗練されたデザインとなっている。また、Acura車として初めて全グレードに先進の安全運転支援システム「アキュラ ウォッチ(Acura WatchTM)」を標準装備。

北米での発売はガソリンモデルを今年夏に、SPORT HYBRID SH-AWD搭載モデルは今年後半を予定。生産については現行モデルと同様に米国アラバマ工場で行われるのに加え、2017年初頭からはオハイオ州のイーストリバティ工場での生産も開始。

このほか、Acuraブースでは北米レース用に開発した新世代スーパースポーツモデル「NSX」のGT3レースカーを世界初出展している。