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ブリヂストン、野村不動産、長谷工コーポレーション、日経アーキテクチュア日経ホームビルダー建材設備大賞において 3社共同開発の「サイホン排水システム」が「大賞」を受賞

2016.3.4

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ブリヂストンは、野村不動産と長谷工コーポレーションと共同で開発した、建物の水廻り設備設置の自由度向上に貢献する排水システム「サイホン排水システム」について、日経アーキテクチュア日経ホームビルダーが主催する「建材設備大賞」において最も評価の高い「大賞」を受賞した。

 

「建材設備大賞」は日経アーキテクチュアと日経ホームビルダーが主催する、優れた建材・設備を表彰するものです。省エネ性能の高い製品や安全・安心に貢献する製品など、都市や建築・住宅の未来を切り開く優れた建材・設備を表彰することで、技術や産業の発展に寄与し、社会に貢献することを目的としている。

 

今回の受賞対象である「サイホン排水システム」は、従来より小口径の排水管を使用し、1つ下の階で排水立て管(建物の各階を縦に貫通して下水に通じる排水管)に合流させることでサイホン力(水が落ちることで発生する引く力)を利用して排水する新しいシステム。建築物全体に与えるイノベーション性の高さが評価され、「大賞」受賞となった。

 

排水管に勾配をつけることで水流を発生させる従来の重力式排水には、勾配を確保するために一定の床下空間が必要、排水立て管から水廻り設備の距離を大きくとれない、といった制限があったが、「サイホン排水システム」を採用することでそれらを軽減することができる。主に以下のメリットが期待できる。

 

<期待できるメリット>

・室内レイアウトの自由度向上

サイホン力による高い排水性により、排水立て管から離れて水廻り設備を設置することが可能となり、室内レイアウトの自由度向上が期待できる。

・室内空間の拡大

無勾配化と小口径の排水管を使用することで床下空間を省スペース化でき、室内空間の拡大が期待できる。

・排水管の詰まり軽減

サイホン力による高い排水性によって自掃能力が高まり、管内の詰まりの軽減が期待できる。

・メンテナンス・更新性の向上

排水立て管から水廻り設備の距離をとることが可能となるため、集合住宅などでは、排水立て管を共有部に設置することが可能となり、メンテナンス・更新作業が行いやすくなる。

 

参考:2015年5月22日リリース 『これまでの排水の常識が変わる「サイホン排水システム」を3社共同開発』

http://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2015052201.html

 


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