富士重工業、スバル汎用エンジン「EX シリーズ」をモデルチェンジ

富士重工業は、汎用エンジンの主力製品である「EX シリーズ」をモデルチェンジし、2016 年2 月2 日より米国ラスベガスで開催される世界最大のコンクリート関連展示会「ワールド・オブ・コンクリート(WOC)」で発表、2016 年4 月より販売を開始する。今回のモデルチェンジでは、外観デザインの刷新を中心に、性能品質向上、減速機付仕様追加等の商品力強化を行い、より多くのニーズに対応するという。

「EX シリーズ」は、2001 年に4 機種で販売を開始、2007 年には2 機種を追加し、全6 機種を展開。全機種オーバーヘッドカム(OHC)機構を採用し、優れた性能と耐久性、環境性能を実現したエンジン。その耐久性の良さから建設機械業界をはじめ、発電機や高圧洗浄機など幅広い製品に搭載されている。

【EX シリーズの主な改良内容】

1. デザイン

・エクステリア

EX シリーズのメインカラーであるブラックを艶なしから半艶に変更、エアクリーナーの一部にはシボを追加し、シリーズ統一のデザインにすることで、統一感と質感を向上した。

・モデルラベル

金属的な素材感を出すことで、先進性・耐久性を表現した。

2. 性能

・シリンダーヘッドの吸気ポート形状の改善、マフラー構造の改善等により、性能品質向上を行った。

3．商品力強化

・ＥＸ１７モデルに、主に産業機械、農業機械用の特殊仕様用途への対応を図る為、新たに外付1/2減速機付仕様(クラッチ付)と1/6減速機付仕様を追加し、北米を中心に更なるニーズへの対応を図る。